ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 死神革命 ( No.2 )
- 日時: 2009/11/30 15:54
- 名前: ♪*月琉姫*♪ ◆NpejqFNEy. (ID: lerfPl9x)
- 参照: 持ち名『東京葉月』『ルルー』『神無月』『夢猫日和』ですけど… 多くねぇ。第一、この名前は苦労したんだ。変えすぎだよっ!
第一章 寿命
〜一二三目線〜
私はクラスの中ではあまり、目立たない子だった。読書ばかりしているせいだった。それは、自分のせいだった。違う。自分が死神だったからだ。
人間と暮らしている、死神は能力を失う。と、言い伝えがある。でも、私は能力は元々ない。それに、純血の人間。能力失ってもあまり困らないのだ。
それと、私は死神でもある為に普通の人間の寿命を見えてしまう。この能力はあまり好きではなかった。見ないようにする為には、何かに集中しないといけなかった。それが、本だった。
「ひ〜ふ〜み〜」
後ろから私を呼ぶ声がした。親友のかぐや姫子。死神ではないから‥
「読書ばかりしないで外で遊ぼうよ! せっかくいい天気だからさ! 休み時間なんだし」
明るい子で私とは、対照的。私はどちらかと言えば、大人しい方だった。
「嫌だよ。この本読み終えないといけないんだ!」
私は頑固な声で言った。そして、姫子が涙目になって私を見つめる。忘れていた。姫子のわがままさと泣き声が怖いことを…
「一二三。さいてー。絶交だからね」
まあ。明日にならば、直るけどね。そのとき、一瞬、姫子の寿命が見えてしまった…‥
えっ…
嘘でしょ。これって、あり得ないよ。
続く
- Re: 死神革命 ( No.3 )
- 日時: 2009/12/01 14:13
- 名前: ♪*月琉姫*♪ ◆NpejqFNEy. (ID: lerfPl9x)
- 参照: 持ち名『東京葉月』『ルルー』『神無月』『夢猫日和』ですけど… 多くねぇ。第一、この名前は苦労したんだ。変えすぎだよっ!
〜一二三目線〜
姫子の寿命が映ってない。映ってないと言うことは死神の可能性がある。純血の死神は、千年は生きる。そして、能力で純血の死神の寿命を見ると映らない。と、誰かに教えてもらった。だから……
「どうした?」
横から、声がした。同じクラスの源吉槻が話しかけてきた。一応、同じ死神だ。
「何でもないよ」
私はごまかした。死神の家系の吉槻は今一、信用できない。それに、私は純血でもない、死神の家系でもない、死神。私には、秘めた才能があるみたいだけど…
死神は嫌いだ。何か、嫌いだ。
「そうか…」
吉槻はがっかりした声をだした。まずいことをしたかな…。これで、気まずい関係になったら困るな。困らないけど…
よく、わからない… けど。困るかもしれない。これからのことが…
そう、私生活の事とか‥
続く
