ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: >>> ア ク セ ス >>>> ( No.13 )
- 日時: 2009/12/01 20:21
- 名前: RADELLE03 ◆X6s/dtSC5A (ID: QYM4d7FG)
私は、飛行機が轟音で飛び立ち、遠くの空へと消えていくのを眺めながら、携帯を握り締めていた。
自分の手が、僅かに震えているのにも気がついていた。
ここはどうやら、休憩所みたいな場所のようだ。
舞、美希がこの部屋に入ったときには一人の少女と高校生ぐらいの青年が椅子に座っているだけだった。
自動販売機のところで、美希はジュースを買っていた。
私って、結構心配性かな… ?
何で美希はあんなに普通でいられるのかな……
そう、さっき一斉に送信されたメールの内容はこうだ。
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本日行われるゲームについてのルールです。〝必ず〟お守りください。
破ったとすれば、〝退場〟となります。
・ただいま、問題がこちらで発生したため、ゲーム開始は明日の十二日、午前六時からに変更します。
・現在、プレイヤー方(参加者様)が所持している銃は本物です。
使うかどうかはご自身の自由です。
使用した場合、自己責任です。
・個人でゲームに参加してもよいですが、多人数でのグループを組むのも良しです。
・ゲーム退場はできません。
・百七十人の中で三十人の方だけ〝残って〟もらいます。
残りの人数のほうは、こちらで計算します。
・逃げて残るのも良し、隠れるのも良し、騙すのも良し、殺すのも良しです。
とにかく、三十人残ればいいのです。
・皆さんがにげていてはしょうがないので、こちらもこちらでいろいろと考えさせてもらいます。
・ゲーム情報はみなさんの携帯にリアルタイムでメールで送信します。
・命の保障はできません。私達の計画しているゲームについて、警察に話してもかまいません。
それでは(^ ^)ノシ
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何度読み返しても、ふざけているとしか思えない。
でも、本当だったのだ。
子供が銃を持つ。
危険というレベルではない。
明日という日が、想像できなかった。