ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: >>>  ア   ク   セ   ス >>>> ( No.17 )
日時: 2009/12/01 20:23
名前: RADELLE03 ◆X6s/dtSC5A (ID: QYM4d7FG)

外は薄暗く、十一月ということで暗くなるのはあっという間で寒くなってきた。

五分ぐらい歩いて駅に着いた。

ホームに入ると、働いていた人が帰ってくる時間帯でもあるので混んでいた。

 「 どうする ? はっきり言って…そんなに遠くにいけないかも…。」
 やや不安げに財布の中を見ながら美希がつぶやいた。

私も…と言って舞も残りの所持金を確認する。

    

  残金、二千五十二円か…
  キツいかな、この額は…

 「 とりあえず、美希か舞の家におじゃまして必要なものとかとって来るとか ?」
 「 まって祐樹、なんで私とか舞の家なの ?」

「 こっからじゃあ、俺の家は遠いよ。無駄に金かかる。」 
 祐樹がホームの柱によりかかって言った。

 「 んじゃあ、とりあえず、舞の家のほうがいいなぁ。私の家だと兄が…。 」 
 美希は渋そうな顔をして舞を見た。

  結局はウチか。
  だとしたら、深夜に入らないとなぁ。。。

 「 いいけど、深夜とかじゃないと入れないよ。私親に見つかっちゃう。」

 「 鍵持ってんの ?」

 「 うん。スペアで。。。じゃあ、切符買って行こう。」

 五人でぞろぞろと切符を購入し、電車に乗り込んだ。

  このまま電車で行ったら…調度深夜に着くかな ?

 スムーズに行けるといいんだけど…。




開始まで、あと 十三時間。