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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: >>> ア ク セ ス >>>> ( No.22 )
- 日時: 2009/12/01 20:25
- 名前: RADELLE03 ◆X6s/dtSC5A (ID: QYM4d7FG)
「 疲れたー眠いーもうやだー…。」
「 美希…まだ始まってないっていうのに…。」
飲食店を渡り歩き、三件目にはいった。
もともと都会付近なので、店は簡単に見つかった。
「 あと二時間で六時だ。」
「 …嫌だな…なんか。」
美希と恵梨はテーブルに伏せるようにして既に眠っていた。
「 じゃあ、何で来たんだよ。」
祐樹は注文したジュースを飲みながらいった。
「 それは…。」
みんなと一緒にいたかったから ?
本当にそうなのかな… ?
「 私は…みんなを残して一人逃げるような真似をしたくなかっただけだよ。」
「 ……現実とネットでの性格違うな。お前。」
痛いところをつかれた。
「 ネットで優しい人は、現実でも優しいよ。多分。」
だと思うんだ。
みんな、大人はネットで他人を信じてはいけないって言う。
でも、そうしたらみんな半信半疑でいることとなる。
誰かを疑い、自分だけを信じて。
言っていることは正しいかもしれない。
でも
何か引っかかるんだ。
「 何深刻な顔してんだよ」
突然祐樹に言われ、びっくりした。
「 祐樹は、ネットと現実でも…変わらないね。何にも」
安心した。
これ以上、何も変わって欲しくなかったから。
「 …そうか…。でも、いつかは変わるけどな」
「 そうだね、…そうだよね。変わらないことなんてない。みんな…変わってしまう。いつか」
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