ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: >>>  ア   ク   セ   ス >>>> ( No.42 )
日時: 2009/12/01 20:38
名前: RADELLE03 ◆X6s/dtSC5A (ID: QYM4d7FG)

 「 ……… 」


  朝か……。


カーテン越しでも朝日は強く、部屋は明るかった。


携帯の時計を見ると、まだ早朝の五時前だった。


  …寒い……

まぁまぁなホテルに泊まった。
しかし、なるべく早目に出たほうが良いかもしれない。
舞と祐樹が泊まるのを良いと言っていたホテルの人も、随分と怪しんでいる様子だったからだ。



 「 あ…れ… ?」


気がつくと、祐樹の姿が見当たらない。
しかし、舞はそのまま起き上がり服を昨日洗って干した制服に着替えた。



良くあることだったからだ。



 「 …早く起きすぎたなぁー…… 」

  最近、ずっと早い時間に起きてたから癖がついたなぁ。

  こんな早い時間に何をしろっていうのか———。




視界の片隅に、舞の鞄から飛び出た銃をとらえた。



 


  現実、リアルか……これは。


  今までは、ただの現実逃避だった。



  夢でいて欲しい。
  このゲームも、お母さんが死んだのも。


  そして、美希の事も。



  全てが嘘で、夢だった。
  そう気がついたときに笑いたい。





真紅のピンをとめていると、祐樹のパソコンがあのこことに気がついた。


  少しくらいなら使ってもいいかな… ?




軽い気持ちで、電源を入れた。


 



 「 懐かしい……あ、そうだ !」





BBRの書き込みを初めて見た掲示板へ行ってみることにした。


こんなに活気が沸いたのは何日ぶりだろう ?

  この気持ちになったのって…久しぶり !



そのまま掲示板を出してみると、返信数が1000になっていた。


 

 「 なんだ……。つまんないの… 」




ほかの掲示板を行き来している舞は、ある掲示板の最後に書き込んだ人の名前を見て驚いた。