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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 美香の事件簿 ( No.20 )
- 日時: 2009/12/06 17:17
- 名前: ♪*月琉姫*♪ ◆NpejqFNEy. (ID: lerfPl9x)
- 参照: 持ち名『東京葉月』『ルルー』『神無月』『夢猫日和』ですけど… 多くねぇ。第一、この名前は苦労したんだ。変えすぎだよっ!
第十七話 ブラック団のアジト潜入
ブラック団のアジトは隣の臨幸市にある。電車で向かう。そして、歩く。
そろそろ着く頃だ。周りは昼なのに肌寒い。ここの通りは空き巣ばっかだよ。もう…
「美香、突っ込むよ」
と、四月朔日さんはいう。
「わかった」
「ちょっと、待って」
えっと… 王さん言う。
「お団子頭では、三つ編みにする」
いちいち言うことか? でも、しょうがないか。
それにしても、ブラック団のアジとは不気味だ。豪邸みたいな感じででかい。ここが、ブラック団のアジトかと思うとでかいし、想像以上にお金持ちだ。
「美香、突っ込むよ」
「うん」
私と四月朔日さんはブラック団のアジトの門をぶち破る。開かない。堅いよ。
いきなり、王さんが。
「開けーココア」
と、言った。それでも、開かない。
「美香、俺さ三年の頃、【錠破りの雄大】って言われていたから、ピンで開けていい?」
「いいよ」
そして、雄大はピンで鍵が掛かっているところをいじり始めた。
五分後 やっとのことで開き、潜入した。
中に入ると、肌が震えるような黒い空気が渦巻いていた。庭なのに薔薇の花が、黒くて不気味だった。
そして、建物の中に入るとお城のようなロビーの広さがあった。階段は二手に分かれ、一回は廊下が四個をある。これでは一日では回りきれないので、別れて行動したほうがいい。
13÷6=2あまり1
どうしよう。
その悩みを読みとったのか、四月朔日さんが
「皆さん別れて行動しましょう。とりあえず、二人ずつね。竜健さんはそのまま。凉螺葵さんもそのまま。稲葉さんもそのまま。藤田さんときくはふたりで残りはどうしましょう?」
うまく割れない、どうするよ。
続く
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