ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 美香の事件簿 ( No.37 )
- 日時: 2009/12/06 17:25
- 名前: ♪*月琉姫*♪ ◆NpejqFNEy. (ID: lerfPl9x)
- 参照: 持ち名『東京葉月』『ルルー』『神無月』『夢猫日和』ですけど… 多くねぇ。第一、この名前は苦労したんだ。変えすぎだよっ!
第二話 仲間集め始動
〜美香目線〜
昨日のことはケロッと忘れてはいない。でも、私は小学生だ。平日の一日だけで片付けられない。ブラック団のときは、ゴールデンだったから良かった。でも今は六月だ。祝日は一切ない。うちの学校は四月一日だから、開校記念日はない。それと、運動会の行事は十月になった。
だから私はこれを考えると、小学五年生では無力と感じた。でも私は、打倒ブラック団のときに集めた(集めてもらった?) 仲間がいる。でも、それだけでは勝てない。だって、ブラック団のリーダーは私の一言で自殺に追いやったものだ。正々堂々、戦っていたら、本当に負けていた。
それを考えながら、四月朔日さんの事務所に向かった。
一ヶ月前とも変わらない、事務所だ。
「こんにちは…」
私は扉を開けた。四月朔日さんはジーパンに白のブラウスだった。
「あら、美香。久しぶりね」
四月朔日さんは言った。
「あの、仲間になって… 黒幕を倒すために…」
「あぁ、いいよ。でも、今回は美香がボクが見付けた、な・か・まを連れて来て欲しいけど… 無理か、美香には学校があるんだし…」
四月朔日さんは考えるような素振りだった。
「じゃあ、こうしよう! 週に一度、ボクが美香の事務所で仲間の資料を渡す。それを、美香が連れて来てほしい。一ヵ月後だな…」
「そ、そんな〜」
「一ヵ月後だろ。夏休みは?」
…そうです。でも、その一週間後です。
四月朔日さんはそれを察してかのように、こう言った。
「それなら、その後だな!」
「えっえ〜」
「美香。急がば回れだよ。善は急げもあるが、急がば回れだ」
私はきりがないので、うなずき事務所からでた。
今度は、バッカラーノのとこに行こう。
でも、ここからは遠いから竜健さんのとこに行こう。
〜???の目線〜
山田美香だ。
ふっ! 仲間を集める気だな!
無駄なのことだ。俺には敵わないぞ。
勝つことを少々夢でも見ていろ!
山田美香は俺の手下になるんだ!
ワハハハハハハハハハッッッッッ!!!
俺は世界の征服をもくろむ。
だって、世界は私のもだ!
私のためだけに出来ているよ。
この俺はどんな手でも使ってでも征服する。
この俺様は
ユダヤ人を殺した…
アドルフ・ヒトラーの生まれ変わりだ。
今の世の中はいいよな〜
平和でな!
この世の中で、悲鳴が聞こえるのをワクワクするぞ。
山田美香が事務所から出て行く。
ふっ、無駄なことだ。
〜美香目線〜
竜健探偵は確か…
あれっ、あそこに誰かいる!
黒ずくめだ。怪しいよ。
私は走る。竜健のところへ…
何か、嫌な予感がした。超能力者の勘だが…
怖い!恐い!強い!
コワいの連発だ。しかも、違う感じでの…
あいつは誰だ! 恐い雰囲気だった。
夜のお墓みたいに…
続く