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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 美香の事件簿 ( No.42 )
- 日時: 2009/12/06 17:32
- 名前: ♪*月琉姫*♪ ◆NpejqFNEy. (ID: lerfPl9x)
- 参照: 持ち名『東京葉月』『ルルー』『神無月』『夢猫日和』ですけど… 多くねぇ。第一、この名前は苦労したんだ。変えすぎだよっ!
第七話 悩み【戸羽美音】偏
〜戸羽美音〜
やった。山田さんとお友達になれた。
ってことは、私の性格知らないのかな?
これは、私の悩み。私は二重人格みたいなの。でも、それでも記憶には残っているの。私は普段、カチューシャのようにリボンを身に付けているの。それを取ると、人格が変わる。だから、変わっているから『変な子』と、言って離れていくの。その子も変わっているからいいよ。違う友達は『それも、貴女の個性だと思うよ』。
でも、それは励ましに入るのかな?
あっ。いけない。また、一人の世界に入ってしまった。
マラソンでもしてこよう。
気持ちが興奮するときは、マラソンをする。気持ちを楽にするため。
私はスニーカーを履き、家をでた。
これで、今日は何回目だろう? マラソンしたのは。
私は一日に何回もマラソンをする。でも、マラソンは簡単に終わるわけではないけど、私は慣れたから一キロを走るのを約一時間ちょっと。だから、一日は二十四時間。起きているのは午前六時から午後九時半までだから、約十五時間。だから、十二回ぐらい(?)やっているのかな?
ふぅ———
風が気持ち———
走るのは最高!
ラン!ラン!ラン!ラン!ラン!RAN!RAN!RAN!
走っている最中、山田さんが歩いていた。
「や、山田さん」
山田さんは気付いたみたいで、こっちに来た。
「戸羽さん。どうした」
「えっ…」
えっ。そんなこと、考えていなかったよ。
正直、泣きたくなった。
「ねっ。一緒に走らない? 楽しいよ」
やっと、言えた。良かった。
「……いいよ。何処まで、走るの?」
答えに手間取ったみたいだ。
「光華市立栄菊図書館まで」
「……嘘」
「本当よ」
私は先に走った、山田さんも走ってきた。幸せだ。
続く
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