ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 美香の事件簿 ( No.43 )
- 日時: 2009/12/06 17:32
- 名前: ♪*月琉姫*♪ ◆NpejqFNEy. (ID: lerfPl9x)
- 参照: 持ち名『東京葉月』『ルルー』『神無月』『夢猫日和』ですけど… 多くねぇ。第一、この名前は苦労したんだ。変えすぎだよっ!
第八話 戸羽さんと黒嶋陸とバッカラーノと芙礪出唄楼と美香で…【美香】篇
〜美香目線〜(何か、久しぶりだな〜 美香は。
私は戸羽さんと走る。何処まで走るんだろう?
ここんとこ、黒幕のことばかり、考えていた。
「み…美香さん。あ、あの。如何したんですか? さっきから、ボーっとしてて…」
「あっあぁぁ。何でもないよ。大丈夫だから…」
正直に困った。今も黒幕…あぁ、面倒くさいから、あだ名をつけよう。マクで、いいや!
今もマクのことを考えていた。
全ての黒幕。
「み、美香さん。ここの公園で一息しましょう?」
「あっああぁ。うん」
私と戸羽さんは、公園のベンチに座った。
その後の一分後。人が(子供)が三人ぐらい入ってきた。よく見たら、バッカラーノと黒嶋陸君と芙礪出唄楼さんだった。その三人が私を見つけたらしくここに近寄ってきた。
バ「話がある」
黒「俺もあるから、来い」
芙「私は特にありませんが、この二人に着いてきただけよ。それに、山田美香さんに話す内容は二人とも一致よ」
美「えっ、えぇえぇぇっ。だから、あの…」
戸「私も山田さんに、本当はお話したいのです」
困ったな……
……
殺気?
何処から、出ているよ。
それに皆、気付いたみたいだ。
バ「何だ。この殺気は」
黒「殺気が凄い。のは、何故でしょうか」
芙「何これ…」
美「…凄い、殺気よ」
戸「私でも、感じられます」
この殺気は只者ではない。
T・A・D・A・M・O・N・O??
殺気が消えかける直前、私は気付いた。
公園の中の一番でかい木の陰に隠れている。私はとっさに行動に移った。
私は運動会の徒競走で四年連続二位の保持者。(まだ、十月になっていない)
逃げる前に行く…
私は大した距離じょないけど、全速力で走った。殺気が消える前に…
消えかけてきた。
「ま、待て〜」
私は叫んだ。
そういった瞬間。私は金縛りにあったように動けなくなった。
≪山田美香君。楽しみだよ。黒幕ではなく、デルムと言ってくれないかね≫
そして、黒幕…デルムは木の陰から、闇に消えるように去っていった。
続く