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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 美香の事件簿 ( No.54 )
- 日時: 2009/12/06 18:09
- 名前: ♪*月琉姫*♪ ◆NpejqFNEy. (ID: lerfPl9x)
- 参照: 持ち名『東京葉月』『ルルー』『神無月』『夢猫日和』ですけど… 多くねぇ。第一、この名前は苦労したんだ。変えすぎだよっ!
第十九話 行け!
〜美香目線〜
だまされていた…
の訳ない。それに、同じクラスメイトでも関わりはあまりなかった。
「泉小百合!」
私は叫んだ。
泉さんは小学生ギャルで生意気な面もあるけど、すごい情に厚い。
なのに、これって… 意味わかんない…
「はははは…」
私は笑い狂ってしまった。
でも、それはつかの間。お兄ちゃんのビンタで正気に戻った。
「美香… 黒幕の正体が誰だろうと狂うな! おまえは馬鹿だよ」
お兄ちゃん… 何か、お兄ちゃんらしいようなセリフを言ったよね…
「美香。行け…」
「どこに?」
「行け!」
「どこだよ!」
「黒幕のところへだよ。しかし、美香の力ではいけないんだよ」
お兄ちゃんがまばたきをしたとき佐奈が現れた。
「美香。おまえは超能力者のくせに超鈍感だった。佐奈は本当は超能力が使えるんだよ!」
「そうよ。美香ばから活躍している… じゃなかった。美香が活躍する前から持っているの」
「これ。ここの次元を佐奈と俺で揺るがす。それと…」
お兄ちゃんはまばたきを二回した。
そのとき、大阪の探偵、稲葉優莉子さんが出てきた。
「優莉子さんはね。超能力はもってないけどね‥」
「無駄な説明はいらん」
「まあ。とりあえず。優莉子さんと黒幕と戦ってこい! 優莉子と美香のペアが美香の事件簿なんだよ!」
「お兄ちゃん。準備出来たよ」
佐奈とお兄ちゃんは前に手を出した。
「門よ開け」
そのとき、ここの次元が緩んだ。
「今だ 行け!」
私と優莉子さんは飛び込んだ。
続く
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