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Re: 美香の事件簿 ( No.9 )
日時: 2009/12/06 17:11
名前: ♪*月琉姫*♪ ◆NpejqFNEy. (ID: lerfPl9x)
参照: 持ち名『東京葉月』『ルルー』『神無月』『夢猫日和』ですけど… 多くねぇ。第一、この名前は苦労したんだ。変えすぎだよっ!

第六話 野球での情報

美香目線


「オーライ!オーライ」

野球ボールが飛んでくる。

私はレフトになっている。

バシッと野球ボールを掴む。

野球、最高———!


「富士岡小草野球チーム。スリーアウト。チェンジ!」



「美香の、レフトの守り、最高だよな」

「ありがとう。雄大」

笠井がバッターボックスに立つ。

「そういえばさ、美香」

「うん?」

「お前さ、どっかの探偵の助手をやっているみたいだな!?」

「うん。そうだけど。それが、何か」

「相手チームに佐古田 泰成って人いるよな」

「うん」

「あいつ、ブラック団に入っているみたいだな。という、うわさ聞いたことない?」

「ない。ない」

「やっぱりな、お前ってさ、鈍感だな。そーゆとこに大して」

「えっ」



「バッターアウト」

「おい、出ないのかよ」


「あ・・・あ、うん」


三十分後


「スリーアウト バッターアウト 朔菊小草野球愛好会の勝ち」


十対六で、うちらの勝ち。


「ありがとうございました」



「あー—あ。楽しかった——」

私は叫んだ。

「なあ、またやらないか」


雄大が聞く。


「やるよ。また、用事があるときは無理だけど」

「そうか。お前は十一番のレフトだ」


「ありがとう」


私は、鼻歌を歌いながら帰った。



そろそろ、本気でブラック団と対決する。


続く