プロローグ——西暦三千年。四つの大陸に分かれた大地『パンゲア』は、剣、魔術、科学の三つが交差する地。そこでは、『国家騎士団』と『国家傭兵団』という、二つの組織が支配する世界。騎士は名誉と誇りのため、傭兵は力と欲のため、互いに異なった思いを寄せながら、その刃を振るう。これは、そんな戦場の地にて紡がれた、太陽のような眼差しをした、一人の若き傭兵の物語——。