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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- 7. ( No.23 )
- 日時: 2009/12/26 14:03
- 名前: 六 ◆BbBCzwKYiA (ID: IJ2q7Vk/)
其処は、白。
何も無かった。何も見えなかった。
現れたのは、黒。
一瞬にして其処を、黒に染めた。
………夢を見た。
何も無い空間に、存在しているだけ。そんな自分を、眺める夢。何もしないで、眺めるだけ。
ああ、もしかしたらあの黒は、彼の天使を、表すものではないだろうか。
それとも、存在しているかも分からない自分を表すものか。
それに、触れたかった。この手に、抱いてみたかった。
私は、もしかしたら何も分からないふりをしているだけかもしれない。
それは、私が自ら封じ込めているモノなのかもしれない。
目覚めたら、影が見えた。
その瞬間、
………全てが、見えた。
「……そういうこと、だよ」
頭の中に声が響く。
闇を孕んだ光へと、誘う声。
影はこの世にいてはいけない。それでも、存在を消す事が出来ない。
……私は、『影だった』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ややこしい祭り(何それ。
初めて天使さんが出なかった話。
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