ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

9. ( No.27 )
日時: 2009/12/30 21:14
名前: 六 ◆BbBCzwKYiA (ID: IJ2q7Vk/)
参照: http://またの名を豆パン(何

白い部屋が、無くなった。少なくとも私の五感はそう感じた。
何も見えない、何も聴こえない、そういう類のモノでは無い、本当に何も、そこには存在していなかった。
……これが、“影”か。

『そうだろう?』

答えの返る訳が無い“無”に意味も無くそう問うた。

《そうだよ》

何かが答える。
答えたのは闇じゃない。影じゃない。“無”でもなかった。
……じゃあ、何だ。何だよ。お前は
声はもう聴こえない。影が、虚無が疼く。
それは、覚えてもいない母親の子宮の中にいる感覚と似ていた。
私は影だ。紛れもなく。その事実だけは変えられない。

ああ、答えたのは…………
《虚無》だったのか。
揺れる、消える、崩れる、消える、揺れる
……何が?
ふと、手を見ようとしたら、病的に青白い自分の手が目に写った。

《お前は、“神の子”なんだよ》

《やっと見つけた。本物の________》
そこで、途切れた。


〜〜〜〜〜〜〜
本当に分からなくなってきた。
伏線解消できるかな(元から無いのか?