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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- 10. ( No.29 )
- 日時: 2010/01/01 15:48
- 名前: 六 ◆BbBCzwKYiA (ID: GHSfKC5a)
- 参照: http://またの名を豆パn(ry
「……遅かったか」
白い部屋でひとつ、異質な灰色が視界に入る。
それは、白かったはずの生贄。…否。「神の子」。「神の子」…それは即ち、神の『影』。
「神」がいるべき場所に存在する全知全能の存在の身代わり。
つまり、俺が殺したのは遥か昔の影…今、目の前にいる生贄だった。
せめて影となる前に別れを告げたかった。殺したかった。
まあ、それは叶わなかったわけだが。もう彼女は影として生まれ変わっていた。ヒトとしての心と記憶は持ち合わせていない。
「…悪いな。俺は、『ヒト』としてのお前しか知らないんだ」
我慢できなかったんだ。ヒトとしてのお前が失われて、神の道具として使われるなんて。
黒い手がそれに触れる。灰色が弾け飛ぶ。
「……サヨナラ」
黒い羽を残して、黒い天使はそこから消えた。
*
「……あなたは何、ですか?」
藍色の目が黒い天使を捉え、警戒するような口調で言う。
天使はそれに少しため息を吐くと、小さな笑みを浮かべて言う。
「ハジメマシテ。俺は———
・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
か・ん・け・つー!
何か良くわかんない所もありますが、それ書いてるとキリがないので取りあえずここで終わらせておきます。
そのうち気が向いたら番外編とか書くと思います。多分。
最後に、コメントをくださった皆様、見てるだけだった皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。お客様は神様です。
では、自分は新しい小説へと移ることにします(え
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