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第七話

「私・・だけ？」

「知恵？」

「私だけ電話が・・・」

「誰？」

「一ノ瀬　姫」

「姫？」

「一ノ瀬って・・・」

パコッ

『もしもし！？』

「姫？」

『助けて！今音楽室に隠れてるの！さっき目の前で女の子が死んでっ』

「落ち着いて！姫」

『さっきから誰かが近づいてる気がするのよ！』

「大丈夫？」

『怖い・・・助けて・・・知恵』

プツッ・・・プー・・・プー・・・

「姫が・・・やばい」

「え？」

「私・・・行く！！」

「止めて！今は・・・いかないで」

「音楽室までなの！」

「駄目！！」

グッ！！

「わ・・・かった・・・待ってる」

バリ─────ン！！！！

「何の音！？」

ブ─────ブ─────

「電話！姫から！！」

『助けて・・・もぅ目の前に・・・鬼・・・が』

「姫？」

『嫌・・・こないで・・・目が・・・ぁぁ・・・・ぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああ！！』

プツッ・・・プ────プ────