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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: —か く れ ん ぼ— ( No.11 )
- 日時: 2010/01/09 12:50
- 名前: 闇琉 ◆pIJxainEKo (ID: lBLhZkyQ)
■第3話
もうすぐる始まる悲劇のゲーム。
きっと何かを失う。
それは家族?友達?それとも・・・何?
『ふあぁ〜・・・』
朝になり、太陽がカーテンの隙間から顔に光を照らす。それが眩しくて私の眠気を覚ます。
『朝ごはん・・・作らなきゃなぁ・・・あぁめんどくさい。当番こっそり変えて奏蓮のにしちゃおうな・・・』
そんなとき後ろから声が聞こえた。
『おっはよぉ〜!』
『きゃぁ!だだだだ、誰!?』
『あはは。何馬鹿な事言ってんの闇歌』
何だ・・・亞魅嘉か。
そう思いほっとする。
『おはよう亞魅嘉♪』
『うん!じゃお休みぃ〜♪朝ごはんできたら起こして
ね〜』
うわ、酷い。何なんだよ、お前は。
『朝ごはん作るの手伝ってよぉ〜。
〝奏蓮と一日中遊んでもok券〟あげるから〜』
『馬路!?じゃ手伝う〜』
やったね。これで少しは手間が省ける。
『卑怯な事はしちゃ駄目だよ』
亞魅嘉は突然言い出す。聞いてたのかな・・・。
『え・・・あ、うん』
リビングに行くとテーブルに置いてあった手紙がなかった。
『あれ?手紙がない・・・』
『手紙って昨日奏蓮が気持ち悪いって言ってぐちゃぐちゃのビリビリい破いちゃった奴?』
『ビリビリにしてないよ・・・。うん、それ』
『奏蓮が外に捨てたんじゃない?』
奏蓮が・・・!?お前はそんな悪い子に育ってしまったの・・・?
『う・・・うう・・・。奏蓮はそんな悪い子に・・・。私がい
けないのよぉ。お前はもうポイ捨てするお年頃になっ
てしまったのか・・・。』
『奏蓮はそんな悪い事しないから』
亞魅嘉は焦り始める。
『本当!?』
『ほ、本当だよ』
『良かった〜♪』
闇歌・・・大丈夫かな・・・?
『まぁそんな事は忘れて、朝ごはん作って学校に行こ
うよ』
『うん!じゃ奏蓮抱いて起こしてくる!』
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