ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 真っ赤な†イヴとクリスマス〜君の願いは?〜 ( No.2 )
日時: 2009/12/17 20:17
名前: †Snow† ◆BcA2yefb/2 (ID: a4Z8mItP)
参照: http://snow-happy.jugem.jp/

一話

辺りは血に染まる。

バラバラにされた者。
皮膚がはがれているもの。
血をながしたまま死んだもの。

死体がゴロゴロと転がっている。


僕はただただ、それを眺めるしかなかった。


話のはじまりはこの数日前のこと.....。


 *

世間はクリスマスムード。

3日後、クリスマスイヴがやってくるからだ。


おもちゃ屋ではセールをしたり、
デパートには、赤や緑の飾りつけ。

「はぁ。もうすぐだな......」

ある町のある一人の少年が立っていた。


少年の隣を横切る小学生。

「ねぇねぇ!ゆみちゃんはサンタさんになにもらう?」

「えーっとね......」


       夢があるなぁ。

少年は思った。

もう中学2年生。
この年頃になればそんなことは考えない。

サンタなんて.....

 イ ナ イ ン ダ ....。

すると、数メートル先から手を振りながら走ってくる人が。

「おーい!まもるぅ〜」

少年、守は気づき、そっちにかけていった。

「よぉ!武!」

走ってきたのは武という少年。

「もうすぐイヴだな!」
「武ってさ、サンタ信じてる?」
「んなわけないよ。守は?」
「俺もだよ!」


サンタはいないよ。

サンタはいない。

いるはずがない。

あのプレゼントは親からの。


「んじゃあ俺、出かけるから家に帰るよ」
「わかった。じゃあな武。」
「おう」

そういって十字路を左に曲がっていった。

僕は真っ直ぐいった。

数分後僕は家についた。

「ただいまー」
「おかえりー」

母がリビングにいた。

「あっお兄ちゃん!おかえりー!」
そこには、妹の【美佐】もいた。

美佐は、小学校2年生の女の子。

「お兄ちゃんは、サンタさんになにもらうの?」

「サンタさん?そんなのっ.....」

あわてて口をおさえる。
あぶないあぶない。美佐はサンタを信じている。

夢を壊してはいけない。
母のほうをそっとみると

絶対、サンタはいないっていわないで。

そんな目でみられた。

「お兄ちゃん?」

「あっ。えっ。まだ考えていないなぁ〜」

「お兄ちゃん!あと三日だよ!」

「う.うん。考えておくね」


なんとか誤魔化せた。



そして時が流れ、もう夜中だ。

そろそろ寝ないと、大変だ。

僕は眠りについた。

深い、深い、眠りにおちた。



「...ん...くん....まもる..守君。」

「は?!」

自分の部屋だった。

そして僕の目の前には

赤い服とズボンに、上には白いボンボンが付いている帽子。

もじゃもじゃした白いひげ。
それで顔の鼻から下あたりはみえない。



そう。サンタクロース。

「やぁ守君。君はサンタを信じないんだよね?」

「う.え?」

まじか?

目の前に サンタクロース??

「これで信じてもらえたかな?僕の存在を。」

「あ。まぁ。」

とりあえず、言った。


「君の願いはなんだい?」

「え....お金が欲しいかな。
親にあげたり、欲しい物かったり。妹にもプレゼントしたいかなぁ。なんて」


「君はいいこだね。人の為に…。」

「そ.そんな。」

「願いは、なんとなくわかった。もし、その願いかなえたいなら【ゲーム】に参加してくれ」


「…。え?」

僕はてっきり、24日の夜、お金をくれるのかとおもった。

だって、サンタじゃないか。

「僕も、そんなタダであげるわけにはいかない。」





「だからゲームに参加してくれ。」

「うーん」

「参加するか参加しないか。YESかNOか」

「……。参加します!!」

「それでは、契約書を。」

そういって一枚の紙を出された。

なまえをかき、指紋を押した。


「——契約完了」


そういってサンタは消えていった。
気のせいだろうか?
そのサンタは、不気味な笑みを浮かべていたのは....


このときからもうすでに始まっていた。


地獄のゲームが。



僕は後々後悔することに



ま だ 気 づ い て い な か っ た 。