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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 黒 い 空 -Brack Sky- 【ちょいグロ注意!】 ( No.13 )
- 日時: 2009/12/19 14:30
- 名前: 黒咲 ◆PZGoP0V9Oo (ID: 34QCmT3k)
「うるあああああっ!!」
という殺し屋の叫び声と共に室内に響く、破壊音。
「・・・・・?ん、ああ!女の子が・・・」
「ちょい待っちー!」
陽気にストップをかけられる。
舞崎さんは、またあの『ジュリアに傷心』の下っ手くそな鼻歌と共に、ボロボロになって倒れている黒ワンピの女の子に近づいていった。
「ふんふん、んー・・・と。ま、OKっしょ。」
この殺し屋に足りないのは、真剣さである。
私は、このふんふんいいながら女の子の体を調べていた(いやらしい想像はしないように)殺し屋の顔が、一瞬焦りを見せ、でもすぐに『ま、いっかー』と吹き飛ばすように元に戻ったのを見逃さなかった。
「ちょっと待てよ。あんた今、何でこの子をそんなにしたの。」
「ほへ?・・・んあー、まあ何・・・この、マシンガン。」
絶叫。私の悲痛な叫びが、虚しく部屋にこだました。
「あーあーうるさいよう。少し落ち着け、『眠らせてる』だけだってば。」
「おいいい!!まさか、それ『永遠の』眠りじゃないよな!?さっきの一瞬の焦りは何だ!!」
人形みたいに、可愛らしい顔で眠る女の子。
これが、永遠に続くことになってしまったら・・・
「んむふ?あなたたち、何やってるのよっ!」
顔を上げると、倒れていたはずの女の子が私達に矢の先を向けていた。
再び絶叫。
やはり、その叫びは虚しく部屋にこだましただけだった。
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