ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 万 能 薬 ( No.5 )
日時: 2009/12/25 20:14
名前: 1739ダメージ (ID: X2arTSSH)

        【第二話】

とある研究所。

「・・ククククッ・・。ようやく私の望んだ世界になってきた・・・・」

ギャオオオ!ドガッ!

「ようやく・・私の憎しみをぶつけることができるんだ・・・」

「ククククッ・・暴れて、殺し合い、全てを無にしろおお!!」

ギャオオオオオオ!




「えー、最近不審者が増えてきています。
皆さんも十分に気をつけ、一人で帰らないようにしましょう」

「不審者かぁ・・美紅、一緒に帰るか?」

「えっ・・?う、うん、いいよ」

そして帰り道

「不審者ねぇ・・。騒いでるわりには尾空町は平和そのものだな」

「そうだねー。ぜんぜん実感が湧かないよ
・・あ、もう家に着いちゃった。じゃあねタツキ君」

「じゃあなー」

スタスタ・・

「さて、やっと家に着いた。・・ん?」


俺は確かに感じた。

家の中から微かに血のにおいがするのを。

そして、これが俺の戦いの始まりだったんだ。