ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 魔法のガラス玉 ( No.11 )
日時: 2010/01/04 15:38
名前: 夕風 ◆6l0Hq6/z.w (ID: st6mEGje)

第三話 記憶

「んん・・・?」

私が起きたら、その場所は_____

「真っ暗_____」

ピノがいない。

「ピノ・・・?」

声は聞こえない。

ピカッ!!

「きゃ!」

フワッ————スッ

「・・・・あれ?」

そこにいたのは、ピノとほかの鳥たち。

「ピノ!!」

・・・・・何で?

誰も気づかない・・・・。

ピノさえもこっちを向かない。

ん?

無視・・・?違うな。無視って言うより、見えてない・・・?

あっピノがなんか言ってる。

「なんで?いいだろ?」

「やだよ。おまえ、黒いもん」

え?今なんて?

「なんで!黒くてもいいじゃんか!!」

・・・え?ピノって、いじめられてたの?

「いやだ。黒いもん」

ピノ以外の鳥たちはみんなオレンジとか、青とか・・・

ピノ・・・?もしかして、泣いてる・・・?

「じゃあいいよ。」

バサッバサッ

ピノ、飛んで行っちゃった。

なんで・・・・?