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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: *†*:;;;:* 呪いの人形 *:;;;:*†* ( No.2 )
- 日時: 2010/01/09 14:36
- 名前: (●`・_っ・サンゴ♪ ◆iq8llSWq9g (ID: lrJDaE6x)
- 参照: イジメ系書いてたけど消えちゃいました!
2#【願い】
がちゃん。
「ふぅ〜、あったか〜い・・・」
ホットココアを飲んで、一息。
そうそう、説明がおくれました。
私の名前は、北坂 唯。
両親は死んじゃって一人でくらしてるんだ・・・
現実的にあまり考えられない話だよね。
「くああぁぁぁ〜・・・そぉだ、人形人形・・・」
冷たい床の上に置いたビニール袋に手を突っ込んだ。
「あった・・・願い、叶うのかなぁ?」
私は無意識に人形を上下左右に回してみた。
「ん・・・?」
人形の背中に文字が書いてあった。
[人形の頭をなでて、願い事を述べてください。]
「頭をなでる・・・?」
私はとにかくなでてみた。
『ネガイゴトハナンデスカ.....?』
「・・・!?ビクった〜・・・」
この人形、しゃべるんだ—・・・と感心したが、話し方が普通ではなかった。
なんだか、棒読みみたいで生きてないみたいな・・・
『ネガイゴトハナンデスカ?』
「ん・・・どうしよう。」
私は迷った。
人って、願い事はたくさんあっても、いざとなると迷っちゃうよね。
「じゃぁ・・・最初は学校の休みぐらいでいいよね。」
『ガッコウノヤスミ・・・?』
「そう、休み。」
『ワカ・・リマシタ・・・。』
そういって人形は会話を止めた。
説明書には
[人形はソーラー電池式です。]
と書いてあった。
今日は、雪だ・・・。
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