ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

第1章 海に流された ( No.2 )
日時: 2009/12/27 15:34
名前: アルフ ◆wSaCDPDEl2 (ID: ykAwvZHP)

起きろ役立たず!の一言で私の1日は始まる。
私は、ソフィア。ここの奴隷だ……
「さっさと起きろ、このブス!」
今喋ったのは、私の主のドラ息子
始めは私の髪は茶色だったのに今となっては埃をかぶり灰色になっているほどこき使われている。
「何だ?文句でもあんのか?この塵が!」
いつものことだ、ただ単に他人をコケにして
優越感に浸ってるだけのクズ達に私は飼われている。
戦争中だから、不安でしょうがないのを他人をコケにして優越感に浸り、紛らわすのが日課の奴らだ。
人間なんて、馬鹿な生き物だ。
そんなある日、私はなぜか海に流された。
何故だろう?たぶん、奴らの村が戦場になるから
やけになったのだろう
その後、1つ決まったことがある。
それは、元飼い主を殺すこと。
海に流され5日目、私は死にかけていた。
食料も無く、水も飲んでいない
そんな私を、ある1隻の船が助けてくれた
その船は、海賊船だ船長らしい金髪の人間が出てきて私の腕を握り片手で引き上げた。