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第六話　『満月の夜に』



To.ミコ
From.楓
Title.ごめんね

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えっと、それはね・・・

あたし、クラスの委員長なったでしょ？
だからみんなと仲良くなりたいと思って・・・
あ、もちろんミコとは『親友』だよ☆


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　なんだぁ、そっか。
　楓って優しいな。
　でもあたしは親友♪
　なんだろ、この優越感！







ミコはベランダに出た。
もう辺りはすっかり暗くなり、
月が雲の間から顔を出してきた。
今夜は満月・・・・。





ミコ「ぅう・・・っ」



ミコが家の中に入ろうとしたときだった。
激しい頭痛がしてきたのは。



痛い！ふつうになる頭痛とは違う、激しいこの痛さ。
何これ・・・・ジンジンする！痛い！痛いよぉ！

　


泣きそうになりながらも、部屋へと向かうミコ。
一歩、二歩・・・・。







ドサッ







ミコはその場に倒れ込んだ。












＿＿＿＿＿＿この時からだった。
　　　　　　　　


　　　　　　　　　ミコの運命が大きく揺れ始めたのは＿＿＿＿