ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

第37章  遣い  ( No.134 )
日時: 2010/01/26 16:02
名前: 禰音 幻 ◆3cYkJxXQ0A (ID: ykAwvZHP)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

ヴァム「船長、どういうことですか?」

アリソン「言ってなかったっけ?」

軽い・・・・・・

ソフィア「ヴァムはとにかく、私にも連絡無しでしたよ」

アリソン「ゴメン、じゃあ今・・・・・」

ソフィア・ヴァム「もう遅い!」

アリソン「あの事の説明よ、説明」

ヴァム「それもしてもらいたい」

アリソン「あそこに生えてきた木はクイックウッドよワープタイプのね」

ソフィア「その木なら確かにココまで飛ばせるわね」

クイックウッドは瞬時に成長し、成長の過程で呑み込んだものを何処かに飛ばす効果がある
しかし、

ヴァム「あの木は行き先指定できませんよ」

アリソン「甘いよ、ヴァム。あの木は発動者の魔力を吸い成長する。その間に飲み込んだものは発動者の魔力の最も多く溜まった所に吐き出されるって君と居なかった300年間に分かったんだよ」

ソフィア「それは納得したから奴らとアンタの体が何でここにあるのかの説明もお願いね」

少し怒りながらいった。

アリソン「私の体はいっぱい有ってね、ココにあるのはそのうちの一つ。本体は別次元の時の果てにあるんだよ。だから本体は私が受けたダメージをまったく受けない」

時の果て?
それは置いといて

ソフィア「じゃあ、後は・・・・・」

アリソン「奴らの事でしょ?大丈夫、知ってるから。コレは絶対頭に叩き込んでおいて」

ヴァム「そこまで重要な事ですか?」

アリソン「うん、重要」

そう言ったとたん周りの空気が重くなったような気がした。

アリソン「破壊神て名乗ってる奴はたいした事無い。ヤバイのは十二単を着た女の方。ムーンて言ってた奴ね」

ヴァム「奴の能力は未知数・・・危険ですよ、確かに」

ソフィア「未知数だからこそ弱かったりもするもんよ」

アリソン「あの女は強いが、致命的な弱点がある」

ヴァム「弱点?」

アリソン「月の光が力の源みたいでね、満月の夜でなければ私どころかソフィアが肉弾戦挑んでも倒せる」

ヴァム「なるほど、月光ですか」


コンコン・・・・・


戸を叩く音がした


アリソン「何?」

ワイフ「客ですよ、柄の悪そうな」

アリソン「分かったわ、甲板にすぐ行くからまってて」

そう言ってアリソンは紅い剣を持って甲板へ向かった