ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

第38章  超ドS交渉会  ( No.137 )
日時: 2010/02/07 14:33
名前: 禰音 幻 ◆3cYkJxXQ0A (ID: JZOkdH3f)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=5UxS5lnVTNk&feature=related

アリソン「で、何処に向かうって?」

運転手「ムーン様の城です」

今、この船の船長は
交渉に出ている

アリソン「良いわね、この車」

今アリソンが乗っているのは水陸両用車

運転手「ええ、コレはムーン様のお気に入りです」

アリソン「その様ってソフィアが付けなかったから怒ったみたいね」

運転手「様づけしないのは失礼ですね」

アリソン「貴方達もね」

そう言ってる内に、城に着いた

ムーン「ようこそ、我が城へ」

日本風の風情ある城だ
どこかの誰かとは大違い
そう思いながら

アリソン「用件は?」

ムーン「まあまずお掛けなさい」

そう言うと奴隷が椅子を持ってきた

アリソン「貴様は、何者だ?」

ムーン「童か?女帝であるぞ」

アリソン「その様なことを聞いていない、貴様はどういった生物だ?私のように存在が感じられない」

ムーン「やはり分かったか、童は人間の作り出した存在である」



アリソン「ほう、本性は言霊か」

ムーン「ご名答、強力な言霊そのもの」

アリソン「そんな事はどうでもいい、私は人の怒り憎しみ悲しみ絶望といった感情を喰っている。この星の人を減らすような真似をするなら、行動を起こしたその場で叩き壊してやろう」

何時もとは口調が違う
真剣?

ムーン「童は人間の信頼により成り立っている。全人間が童を忘れた時、童は消滅する」

アリソン「要するに、双方とも人間の存在が必要だという事か」

ムーン「さて、ここらで茶でもいかがかな?」

ムーンがアリソンに茶の入った湯飲みを渡した

アリソン「悪いが、遠慮する」

そう言って湯飲みをテーブルに置いた

ムーン「早く本題に入りたいようじゃな」

アリソン「そうだ、用件を言え」

ムーン「単刀直入に言うと、童と組まぬか?」

アリソン「ふざけるなよ」

ムーン「そうか、残念だ」

アリソン「人間を奴隷化する手伝いだろう?」

ムーン「ばれておったか」

アリソン「悪いが人間は私の生命線の一つで私の手駒だ」

ムーン「いや、人間は童の持ち物で童の奴隷じゃ」

アリソン「相容れそうに無い、私は帰る」

そう言うと不死鳥化して船へ飛んだ