ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- 第13章 記憶からの脱出 ( No.24 )
- 日時: 2010/01/06 15:33
- 名前: アルフ ◆wSaCDPDEl2 (ID: ykAwvZHP)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=GvUkFqGeIO8&feature=related
虫を倒して3日後、現実の時間で3分後
ソフィアたちは、記憶の本の前にいた。
ソフィア「長かったよ〜!」
確かに、この記憶の中では巨大ピラニアの泳ぐ川を超え、今にも起きそうな魔物の横を通り、デカイ虫に再び襲われたからだ。
フォン「そお?」
アリソン「フォンはこの世界でも現実と同じ速さで時間を感じてるからよ」
フォン「なるほどぉ」
ソフィア「アリソン、コレを開いたらフォンはどうなるの?」
アリソン「多分現実の世界に一緒に戻ってくると思うよ」
ソフィア「じゃあ、開くよ」
と言い、開こうとしたが、シールドのようなものが本を守っている。
アリソン「どいて、コレは私しか開けられないから」
と言い、シールドを軽く砕いてソフィアに渡した。
ソフィア「今度こそ開くよ」
本が開かれた。
地面から足が離れる感覚・・・・・・・・・・
ひゅ〜〜〜〜〜〜
ソフィア「ひゅー?」
アリソン「コレは参ったね、船のはるか上空を飛んでるみたい」
フォン「楽しいね〜」
・・・・・いや、楽しくない!
ソフィア「どうすんのよ!」
アリソン「どうするって、落ちる以外に何か?」
ソフィア「はっきり言わないでよ!羽があるわけじゃな・・・・羽!」
アリソン「それでいい・・・」
ソフィア「・・・・・・・キュアアアア!」
アリソン「ソフィアも私と同じ不死鳥だから飛べる」
フォン「すご〜い」
手をたたいている。
アリソン「私も・・・の前に、フォンは?羽を持ったタイプ?」
フォン「僕は人間だよぉ、飛ぶのは出来ないけど、ギュアア!」
近くを飛んでいた怪鳥に向かって叫ぶと怪鳥がフォンとウォンを背に乗せて急降下した。
アリソン「問題無いようね」
と言い、不死鳥になった。
・・・・・トン
3人が着地するとヴァムが待っていた。
ヴァム「船長、ジャックチェーン使うなと言ったのは貴方ですよ、何やってんですか!」
怒ってる。
フォンは怪鳥に別れを告げた。
フォン「ありがとね。で、この紫のヨレヨレ誰ぇ?」
ヴァム「この・・・誰が紫のヨレヨレだ・・・・」
ヴァムの右手がひび割れて中から黒い何かが出てきた。
アリソン「ヴァム、抑えて!」
ヴァム「・・・失礼、船長」
新しい仲間が増えた。
