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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- 第3話 迷子・迷子・迷子 ( No.426 )
- 日時: 2010/03/29 10:35
- 名前: 禰音 鏡幻 ◆akHvV3kiSo (ID: cYSZrqDn)
ソネット「あ゛— クソ!ついてねえな〜」
流れていく瓦礫の上でソネットがぼやく
それもそのはず、周囲にはデカイ魚の化物がうようよ泳いでいる
ざっと見て総数は200程、小さいもので7m以上あるような見るからに肉食の化け魚だ
ソネット「お前等サカナごときに俺がやられるわけがねえケド…エンゼルウィング!」
瞬時に羽を生やし、飛び上がった
ソネット「何だ何だ?こんなにもここに住民が居たっけな?」
流される人間が見るからに多い…多すぎる
いつもは来ないような化け魚まで来ている
恐らく大量の次元の歪みが発生したらしい
町単位での増え方からしてそうだろう
インク「ソネット、アジトの場所が決まりました」
ソネット「インク、アレは何だ?あの紅いモシャモシャしたやつ」
インク「どれでしょうか?」
インクがその紅いモシャモシャしたものを探す
そして見つけた!
ソネット「外の世界から迷い込んだ君の方が詳しいでしょ?」
インク「紅葉ですよ、本来は秋にならないと葉が紅くなりません」
ソネット「亜季って?」
インク「秋ですよ、冬の前の季節です」
ソネット「ふーん、と言う事は…外界は秋ってこと?」
インク「そういうことになりますね」
ソネット「じゃあさ、外界に行ってみようよ」
とてつもなく簡単に外界へ行こうと言うソネットを
インクが黙らせる
外界では人は生き返らない
増えない
消えた命はもう二度と戻らない
そんな世界だと言ってもソネットは譲らず
インクを金と一緒に次元に歪みに放り込んだ
ソネット「じゃあゲームをしようよ、生きて合流するだけの簡単なゲームだよ。金は一緒に飛んでいくから困らないと思うしじゃあ、スタート」
と言うと、ソネットはインクとは別の歪みへと消えた
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