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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- 第9話 次の日の変化 ( No.448 )
- 日時: 2010/03/31 13:51
- 名前: 禰音 鏡幻 ◆akHvV3kiSo (ID: cYSZrqDn)
「起きろ」
その一言以外に蹴りで目が覚めた
回りは家だらけ…何処だ?
ソネット「え〜…と」
本当に何処だろう?
何かとんでもないものを見た覚えがあったんだけど
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
記憶が途切れ途切れに思い出されてきた
そして…思い出した
昨日の夜の
生き返る村人
深夜の鐘の音
フェルトの記憶
ソネット「で、またこんどは磔か?…勘弁しろよ」
焚き火の上で磔にされている
炎の熱風がやけに熱い。
薪を持ってきている村人を見ると
何か液体も一緒にかけている
燃えても無臭、しかしかかったところの炎が大きく燃え上がる
状況判断からして
液体酸素!
ソネット「どうやって脱出す・・・」
言葉が止まった
理由は教会の扉から教会の大きさからは有り得ないような
人数の人間が出てきている
ソネット「有り得ない事のは何も無い村だ、裏には絶対何かある」
まずは…焚き火から抜けねば
しかし、もう靴が火を吹いている
取り合えず靴は脱ぎ捨てる
ポイっと
次に…魔法道具№100
デビルギター
普段は小さく魔力を吸うと大きくなる
道具がやけに重宝する
取り合えず…曲を弾く
・・・・・・・・何を弾く?
迷った結果、殺傷力の低い
モーツァルトの3大交響曲
が良いだろう
歌詞は…どうだっけな?
こうかな?
ギャィイィイィイィン!
周りに居た村人全てが耳から血を噴出してぶっ倒れた
すこしやりすぎた上、モーツァルト関係ない
恐らく近くの家の中も同じ事が起こっているだろう
ソネット「結果オーライってやつか」
とぼやきつつ、自分を縛っていた縄を焼き千切ると
教会の扉を開いた
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