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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- 第10話 次元の歪み ( No.453 )
- 日時: 2010/04/01 10:38
- 名前: 禰音 鏡幻 ◆akHvV3kiSo (ID: cYSZrqDn)
教会の扉をそっと開く
ギイィイィ……
と鈍い音を立てながら
今にも壊れそうな扉を開くと、
教会内に、次元の歪みが発生している。
いや…発生させられている。
歪みの前で誰かが延々と呪文を暗唱し続けているからだ。
ソネット「誰だ?」
???「誰だ?」
2人は同時に同じことを言う
ソネット「俺はソネット」
???「僕はアレン」
またもや同時。
面白いな…と思いつつも警戒は解かない
解くに解けないのだ。
『アレン』と名乗るこいつは、普通の人間のそれではない
異常量の魔力を兼ね備えている
・・・・・・・・・・ハズ
ソネット「何をしてるんだ?」
アレン「歪みを無理に押し広げてるんだよ」
やはり、安定させるための媒体の代わりとなっているらしい、
素晴らしいまでに顔が青ざめている
体調を崩してか、元々なのか・・・
そかし、今はそんな事を気にしている場合ではない
『歪み』を通らないと
と考えた直後、歪みが小さくなり…消えた
ソネット「……マジかよ」
アレン「君を通すわけにはいかないな」
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