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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 呪われた瞳と愉快な魔女達 ( No.53 )
- 日時: 2010/03/04 18:54
- 名前: 白魔女 (ID: Eda/8EBL)
六話——アリスの謎
「どう?アリス。相手がどこに行ったか、わかった?」
セレサが恐る恐る訊く。
「……いや、この魔法陣、かなり複雑で難しい。相手も、こうやって解読できないようにしたんだ。」
「えぇ!? じゃあ、無理なの?」
リンが心配そうに訊くと、アリスは口元を歪めて言った。
「無理なんてことない……例え相手がそう思っていようともな……」
セレサとリンは、そんなアリスに内心ぞっとした。
——いつものアリスじゃない。やっぱり、ルリちゃんのことで、扉が開きかけてるんだっ……。
「アリス……無理しちゃダメだよ」
セレサがそういうが、アリスの耳に届いたかどうかはアリスにしかわからない。
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