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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- 電脳探偵部 —バグ、消去します— ( No.6 )
- 日時: 2009/07/24 15:29
- 名前: 空雲 海 (ID: JvL4RDTQ)
さて——……。
読者の皆様は何が何だかわからないと思いますので、説明したいと思います。
わたしが入っているこの電脳探偵部……仕事内容は、主にバグをデリートすること。
デリートとは「消去」という意味。バグは咎人。
つまり……この学校にいるバグ(咎人)をデリート(消去)する部。
曇先輩が計画を立てる。空雷先輩と雨雲先輩は実行。わたしは補佐。
この様に、電脳探偵部は成り立っている。
表面上では、すごくかっこいいと思いでしょうけど……すっごく怖いんだから!
この学校一の不良だっているし! 変なタロットカード並べてる魔女(?)もいるし!
でも、魔女と不良はまだいいわよ……でもね……悪魔(曇先輩)はいやぁぁぁぁぁぁぁぁ!
わたしは……わたしは……なぜ、あの時この部に加入してしまったんだろう……。
「はぁ〜〜〜……」
わたしは頭を抱えてため息。
「どうしたの?」
みんなの声が一斉に揃ってわたしに言う。
この悪魔と魔女と不良め……。
でも……この部がなかったら、わたしはもしかしたら、ここにいなかったのかもしれない な……。
そう……この先輩たちと、初めて会ったあの事件……。
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