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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: も う 逃 げ 切 れ な い ( No.3 )
- 日時: 2010/01/17 16:05
- 名前: (●`・_っ・サンゴ♪ ◆iq8llSWq9g (ID: /Abm.ZRe)
- 参照: ホカの掲示板ではカラカラ!だっちゃ(´・ω・`)b
3#【プロローグ】(裕香目線)
「あぁ〜あ・・・」
思わずため息っぽいあくびをする。
夏休みが暇で暇でしょうがないので昼まで寝過ごしてたらお腹がすいたし頭がガンガン痛いし。
二日酔いか?これは。
「朝ご飯食べときゃよかったな〜・・・あ、でもその後 絶対に宿題やるハメになるし・・・」
あまり意味のない独り言(グチ?)を吐きながら
台所の冷たいテーブルに顔を付ける。
「冷た〜い・・・」
ぼ〜っとしてなにもヤル気にならん・・・うぅ。
『プルルルルルルルルル』
電話くん、呼ばないでくれるかい。でるけどさ。
「もしもぉ〜し?」
『あっ、裕香〜?今、暇?』
電話は里穂から。そして大当たりだよ里穂。暇すぎて力ありあまってるよ。使う気ないけど。
「うん、ヒマ。すっっご〜くヒマ。」
『じゃあさ、ちょっと家においでよ。面白いもんあるからさ〜』
「ははっ、面白いモノってぇ〜?」
『今は言えない!でも超面白いよぉ〜!』
「じゃぁいこうかな〜・・・」
『ありがと!あっ、ちなみに瑞希と大樹と右京もいるけどいい〜?』
「いいよ?別に。」
『よし!じゃぁ1時半に家に集合!じゃぁね!』
ぶちっ。
通話が途切れた。
「はぅ〜ん・・・」
再びため息っぽいあくび・・・いや、ため息をした。
「今何時・・・?」
腰をひねらせて後ろに飾ってある時計を見た。
「一時・・・五分、か。」
そういって一時十分を指した時計に背を向けて
朝ご飯のトーストを焼いた。
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