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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: ブラックチェーン ( No.31 )
- 日時: 2010/03/04 17:52
- 名前: 白兎 (ID: hTgX0rwQ)
********** 調査3 **********
〔広瀬達也編〕
「あぁ、愛美ちゃんの友達かい?
宏(愛美の兄)がすっごい落ち込んでたけど・・・やっぱ悲しいよな。
僕がわかることならなんでも教えるよ。」
そう言ったのは広瀬先輩。
流石先輩だ・・・と思わせる紳士的な人物だ。
「そういえば・・・先輩はあの日、何してたんですかぁ?」
なるべくさりげな〜く聞く。
「えっと・・・
友香ちゃんと会ってたっけなぁ・・・」
やっぱり、怪しいところなどなさそうだ。
「そういえば・・・あの時、川谷を見かけたけど、
なんだか忙しそうにしてたなぁ・・・」
えっ・・・
「忙しそうにしてた?」
「学校の近くだったけど・・・
なぜか川谷、怖い顔しながら走ってたんだよ。」
「そう・・ですか・・・。
今日はありがとうございました・・・」
とりあえず質問を終えて、あの部屋へ戻った。
怖い顔で走っていた・・・?
なにがあったのだろう・・・
「なんか・・・怪しくなってきたね・・・」
利奈がいった。
「たしかに・・・ね・・・。」
そのとき
ふと見た賢人の顔は
目を大きく見開いていた。
どうしたんだろう・・・?
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