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　　**********　事件　**********

　　「キャーーーーーーー！！」

　悲鳴が聞こえた。

　　「今のは・・・？」
　なんだろう・・？

　　「行ってみよう！！」
　私は俗に言う『思い立ったらすぐ行動派』なのだｗ

　　「・・・いいけど。」
　賢人はあんま気が乗らないっぽいけど、気にしません(´・ω・`)。


　　　(タタタッ)


　外に出てみると、とても騒がしかった。

　たくさんの人だかりの中
　顔を乗り出してみてみると

　そこには人が倒れていた。

　『塚本　愛美つかもとまなみ』だ。
　親しくは無いが、顔は知っている。

　　どうして塚本さんが・・・？

　あれ・・・

　笑ってるみたい・・・　　


　正直、塚本さんの笑顔は見たことが無い。
　いつも、深刻そうな顔をしている人だったからだ。

　塚本さんは血を流していて
　倒れているというより

　死んでいるようだ。


　　そこに

　　　「愛美・・・？愛美ーーー！！」

　駆け寄ってきたのは
　ショートヘアの、割と可愛らしい女性だった。

　　「愛美っ愛美っ！！」

　女性は塚本さんに呼びかけているが

　塚本さんはピクリともしない。

　死んでしまったのだろうか。

　
　それにこの女性は誰なんだろう。
　
　塚本さんの・・・友達だろうか。
　同じ制服を着ているし同じくらいの年だと思うが・・・
　見たことが無い。


　　　(ピーポー・・)

　救急車が来た。

　塚本さんが運び込まれていく。


　・・・どうしてしまったのだろうか。