ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ブラックチェーン ( No.9 )
日時: 2010/02/05 17:10
名前: 白兎 (ID: jvoffn3S)

  ********** 出会い **********

 次の日、またしても賢人は
 元文化部の部室で寝ていた。

 こいつ、どんだけ寝れば気が済むんだ(´・ω・`)?
 思わずため息がでる。

  すると

   「ここって文化部だよねっ!!」

 昨日の・・・・!!
 昨日の女性だ。

  「私、林 利奈(はやし りな)っ!!
   入部したいんですけどぉ・・・」

 入部・・・?
 文化部が無い事ぐらいみんな知ってる。

  「文化部はもう無いんだけど・・・?」

  「えっ・・どうして・・・」

  「さぁ・・・でもずっと前からだよ。
   私がこの学校に入学した時にも もう無かったし。」

 でも意外・・。
 林さんの顔はとっても活発そうで、文化部に入るイメージではない。

  「どうして文化部に入ろうと思ったの?」

  「ああ・・私のお母さんもこの学校出身なんだけど
   文化部には秘密があったんだって。」

  「秘密・・・?」

  「うん、詳しくは分かんないらしいけど、
   本当は文化部の活動じゃなくて、違う活動をしていたんだって。
   お母さんは、その秘密を解き明かしたかったんだけど、
   入部試験に落っこちたんだって。」

  「へぇ〜」
 すごい話だな・・・

  「でね、その話聞いたら確かめずにはいられなくって・・。
    
   だから今回、偶然東栄学園に転入することになって、すごいうれしかったんだけど・・・
   ないなら仕方ないかぁ。」

  「あっ転入生なんだ。
   どうりで見たことないと・・・。」

  「うん。あ、私2年2組だから・・よろしくね。」

  「私は2年7組、岩崎美宇。よろしく〜♪」

  「あそこで、寝てるのは・・・?」

 賢人の事だろう。

  「ああ・・賢人?私と同じクラスで私の幼なじみなの。」

  「ふうん・・・。」

 
 沈黙が流れる

  「あっ、じゃ私そろそろ・・・
   またね、美宇♪」

  「うん・・またね。」

 
 本当は
 もっといろんな事を聞きたかったんだけど、
 質問攻めになりそうだから やめた。

 塚本さんと林さんの関係って・・?