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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: ぼ く ら の 放 課 後 ( No.5 )
- 日時: 2010/01/21 18:40
- 名前: いせめん ◆zd2ryv2wEE (ID: R3ss0lfj)
#4
朝だ。眠っていたのか。
そうだ忘れていたよ。
一晩眠っただけで、昨日の自信は何処かへ行った。
さて、飯食って、学校行って、ゲーム開始だ。
ピンポーン——
誰かがきた。
なんだか胸が騒ぐ・・・。
『おーい、環早くしろってのー』
なんだ。佑太か。
白木 佑太 ♂ シラキ ユウタ
やんちゃで常に明るい。
まあムードメーカーとでも言っておこう。
いつも一緒に学校へ登校している。
幼稚園からの幼馴染だ。
幼稚園からの幼馴染ならまだあと一人いる。
桜庭 蒼 ♀ サクラバ アオイ
俺といつも一緒だった。
元々同じマンションに住んでいて、
親同士長い付き合いだったから 仲がいいのかも。
だけど、俺はそうとは思わない。
あいつは俺のことを好んでいて、俺もあいつを好んでいる。
ずっとそう思ってた。
小学校の卒業式——
クラスメイトみんなが涙をこぼした。
勿論俺も。
佑太なんて教室でずっと号泣。
みんなにばかにされて、鼻水たらしながら。
面白かった。
その日の帰り道。
佑太と俺と蒼は泣きながら帰っていった。
佑太はその日に、卒業祝いのため、
叔父のもとへ途中でさよならをした。
二人気まずい空気。
急に彼女がこっちを向いてこういった。
『私、環のことだいっきらいだったの。』
あの日のその後の俺の記憶なんて、もうない。
無理矢理消したんだ。
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