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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 彼女の恨み ( No.1 )
- 日時: 2010/01/22 19:46
- 名前: まさブラ (ID: G3bbAK5P)
- 参照: http://コメント下さい
俺は、大学1年の新田信吾。
今は、彼女と喫茶店で向かい合って座っている。
そして、少しコーヒーを啜った後ある事を打ち明けた。
「ごめんだけど別れてくれないか?」
そう別れ話だった。
彼女の目から頬へと涙が伝ってきている。
「ど……どうして? 誓ったじゃない。ずっと離さないからって……」
彼女は涙声で言う。
「ほんとごめん……、俺、好きな人が出来たんだ」
彼女は無言のままずっと泣き続けている。
「ほんとにごめん……、代金は俺が出す」
そう俺は、伝票を持ちレジで精算した後喫茶店を後にした。
紹介し忘れたが彼女の名前は、紺野紫。俺が高3の時に付き合い始めた。
しかし、約一年で別れるとは……。
でも、その彼女の事は別れたからもう忘れるんだ。
これからは新しい彼女に愛を注ぐ。そう信吾は誓う。
一方、信吾の彼女紫は……。
「信吾、どうして……。私に飽きたの」
紫は喫茶店を後にし、とぼとぼと歩道を歩いていた。
そして横断歩道に通り掛かった時ずっと下を向いてたせいで赤信号って事を無視し歩いてしまった。
すると、一台の軽自動車がなんと紫をひいてしまった。
紫は、その場で○を流し倒れた。
その後、近くの人に病院に電話され行ったが紫は搬送されて数分で亡くなった。
信吾がそれを知ったのは街頭テレビのニュースで知った。
「まじかよ、紫が……紫が事故で死ぬなんて……」
「やっぱり、俺がふったからなのかな……」
信吾は、とぼとぼと家に帰ったのだった。
「私は諦めないから……」
「死んでも……」
「生きてても……」
「絶対に……」
続く
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