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Re: 彼女の恨み 【三話更新】 ( No.7 )
日時: 2010/02/07 15:18
名前: まさブラ (ID: 1z7c.Tqt)

朝9時信吾は、葬式会場にいる。
そう、花音の葬儀だ。

「花音……、ごめんな守れなくて……」

信吾は、まだ焼かれる前の花音が入ってる棺を見て泣きながら言った。
その時、葬儀の人達がいいですか?と言ってきた。

「いや、もうちょっと待ってて下さい」

葬儀の人は、困った顔で言う。

「ワタシ達もスケジュールがあるんですよね。だから、この時間で焼かないと……」

葬儀の人は、信吾を退かし棺を窯(?)の中に入れた。

「花音ぉぉぉぉぉぉ!!!」

信吾は、入れられた後もずっと泣いた。
そして、花音の骨を箱に入れた後、信吾は帰った。

そして信吾は、部屋に入った途端、ベッドにうつ伏せになった。

「花音、ごめんごめん……」

信吾は、何度も何度も本人はもう居ないが謝った。
守れなくてごめんと……。
そして、最後に言った。

「彼女を殺した犯人絶対見つけてやる!」

そう誓った後、メールが鳴った。
中を覗くと、また宛先は不明。


信吾くんへ
犯人なんて見つからないわよ。
そう、永遠に……。
だから、彼女の事なんかもう忘れて私を見て。

           ???より

「……っ誰なんだよ。一体誰なんだよ!」

信吾は、泣き喚いた。
今日は、夜まで泣き喚いたのだった。

              続く