ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

思考 ( No.3 )
日時: 2010/01/24 14:45
名前: 音 ◆fpcvJMKcxg (ID: IJ2q7Vk/)

「……あれ?」
紙に書かれていた言葉を呟き、ふと紙から顔を上げると何も無い筈の空間から、西洋風の屋敷に使われているような(見たことは無いが)どこか不思議な雰囲気を漂わせる扉が現れた。
普通に見れば怪しい。かなり怪しい。……でも、僕はその扉に吸い寄せられるようにして近づき、ドアノブに手を伸ばしていた。開けた扉の中には底の見えない闇。僕はそこに飛び込んだ。
……多分、ここが始まり。いや、恐らくはあの少女にぶつかった時からこの一見くだらないおとぎ話は始まっていた。気がする。恐らくそれは、偶然とも呼べる必然的な運命と呼ばれるものによって。
なあ、そうだろ?………僕をここに呼んだのかも知れない「作者」とか呼ばれてるどっかの誰かさん。

そして少年は扉を開けた。
その行動が、思想が、全てを破壊へと導く事になるとも知らずに。
……運命と呼ばれるのは物語を動かす「作者」(mastar)。
偶然と呼ばれるのは必然的なる運命。

それでも僕らは歩き出す。
先の見えない闇を抱いて

〜〜〜〜〜
つづり……合ってるかなぁ……