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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: __堕ちた僕と愛しいキミ ( No.11 )
- 日時: 2010/01/24 14:08
- 名前: 郁斗 (ID: qyu8shZB)
第7話 陥れる
「おい、遊樹。話って何だよ?」
「和はさ、のあちゃん好きだろ?」
「そうだけど?」
「もし、他人とのあちゃんが仲良くしてたらどう?」
誰にでも持ってる感情。
喜・怒・哀・楽・憎・辛・苦・痛・妬
その内の『憎しみ』を麻痺させたら人間はどうなる?
そう、人を憾み地獄に堕とそうとする。
「やっぱし、ムカツクかな」
「じゃあさ、もし、のあちゃんが浮気したらどうなる?」
「相手を殴る…と思う」
それでいいんだよ。
和は、やっぱり僕の友達だ。
人を憎め、人を恨み、人に痛みを感じさせろ。
「和、ちょっと耳貸して」
「何だよ?」
「—————」
これで、和は僕と一緒。
僕と同類だ。
『憎しみこそ、最もちゃんとした『愛』だよ』
のあちゃんと和。
ゆずと僕。
似たもの同士の集まり。
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