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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: __堕ちた僕と愛しいキミ ( No.3 )
- 日時: 2010/01/23 11:22
- 名前: 郁斗 (ID: m/WW0M6t)
第1話 見たいミタイ
「ねぇ?ゆず…」
「遊樹…ッ?どうしたのッ?」
「なんでもない」
その目。
その目が好き。
僕を愛しいそうに見る目より、僕に怯えてる目が好き。
変人?
違う、そんなんじゃない。
これは僕がゆずに対する『愛』
ゆずは、小刻みに震えてる。
可愛いな。
その小動物みたいな震え方。
あー…壊したい。
再生する事なく、僕の手でバラバラに壊したい。
でも、勿体無いね。
「好きだよ」
「えッ?」
「ゆずが好き」
ニッコリ微笑む僕。
僕はそっとゆずを抱き締めた。
「遊樹…あたしも好きだよ」
「うん。知ってるよ」
キミは僕に依存してるんでしょ?
僕が好きで好きで仕方が無いんだろう?
もっと怯えてよ。
もっと哀しんでよ。
僕にキミを見させてよ。
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