ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 落とした林檎. ( No.1 )
日時: 2010/01/24 19:26
名前: 雨音 (ID: n0YhO.Hu)

*1

鳴りやまない雨。
コンクリートの壁に寄り添った。
首筋に、一筋の雫が流れる。

「うっ・・・あっ・・・」

首に突然、激痛が走る。
手を覆い被せた。

「駄っ・・・目・・・だ・・・っ」

私はふらふらと立ち上がり、傍に落ちていた銀の破片を手にして、何処へか、歩き出した。