◆ プロローグ——あっ少女は、そう声を上げて、靖国神社の前でとまった少女は、愛しそうに切なそうに悲しそうに、その神社をみつめていた戦後60余年あまり、いまだあのころの傷が癒えることはないそれでも私達は生きる強く、生きるって決めたあの頃の約束、忘れてるわけじゃないから