ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ___光に潜む闇 ( No.4 )
日時: 2010/02/03 20:04
名前: 夜那〜yana〜 (ID: NegwCtM0)

第2話


「なんかね、鳳が無駄な殺生はダメだって言ってる」

「……そうか」

鳳を見ればコクリと頷いた。
どうやらカラスと言う生き物が好きならしい。

「ごめんね、鳳」

「………」

首を左右に振っている。
まったく何故口にださないのか。

「俺、ちょっと出かけるわ。行くか?お前らも」

「僕は行く!」

「………」

鳳はコクリと頷く。
光晴もニコニコと笑っている。

「鳳、頼むぞ」

「……うん」

小さく尚且つ細く呟く。
俺達の周りは光に包まれた。
次の瞬間その光はパッと消えた。

「………?」

「どうしたの?鳳?」

「……危険」

「危険だと?」

鳳は深く目を閉じた。

「……翔影…上」

—バンッ!

「…ッチ」

真上からは弾丸が放たれていた。
その弾は地面に勢いよくあたる。

「……何だ?」