ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 逃亡中事件簿 —アンケート中(オリキャラ募集中?)— ( No.60 )
- 日時: 2010/02/26 16:55
- 名前: nanasi (ID: XTwzLzPc)
二章 その弐拾参 自殺者多
本当・・・なんだ。
まさにこの学校はいわくつきだ。
付き過ぎていて気味悪いぐらいに。
だって、「殺人事件」に「魔女裁判」だよ。そしてさらに、「自殺者」・・・。
本当に怖いよ。
気味悪い・・・。
お嬢様学校なのに・・・否、お嬢様学校だから?
おととい彼女が言ったことを思い出す
『優秀でないとここにいられないの。』
そして、ミィの言った事も思い出す。
『だからそのためのストレス発散。』
・・・普通の学校だったらありえない話
ここはお嬢様学校だからのこと・・・なんだ。
「だけど、なぜ知ってるのこのこと?だってこのことニュースでやってなかったでしょ???」
はっ。皆海さんの言葉で、現実に戻る。
ニュースでやってなかった。彼女が言うのならそうなのだろう。
さて、なんていおう?というよりも、三月サン、どうやってその情報を入手したの?
ま、いいや。
三月サンなんだ
何でもやっちゃうだろう。やろうと思えば。
(現にこの前お菓子作れないのって私が聞いたとき、見栄張って八割有害物質のクッキーつっくったしね)
それより、なんて言おう。
・・・(思考中)
とりあえず正直にいお。
「えっと、知り合いのお姉さんに教えてもらったのよ。」
「ふーん。一体どこから情報が漏れたのやら。ん、じゃあ」
皆海さんは逃げようとする。
このことについてあんまり語りたくないのだろう。
だが、語ってもらわないと困る
だって、仕事だし。
「ちょいまて!もしかしてその自殺者って全員同じクラスとか?」
「なんで、知ってるの?そうよ。全員、二年五組よ。ってはっ!!」
自分からいろいろ言ってる皆海さん。
意外としゃべるじゃん
よし、もっとつめよ。
「じゃあさ、それって同じ時期に?それとも・・・」
「三・四年に一度、五月に、二三人飛び降りるのよ。」
ああ、いろいろ自分からしゃべってくれるこの子。
すごい便利。
「では、その原因って、教室の伝統のやつ?」
「そうなの。確かあの教室は王様ゲーム。それで、いじめられたことか死ねって命令されたことか、命令に歯向かったことか・・・」
「ありがとう。いろいろ教えてくれて。」
「どういたしまして・・・ってちがぁーう。えっと、今話したこと絶対に他の人に言わないでね。
絶対にね!
わかった???言ったら云ったら逝ったら・・:
身の破滅なんだから。」
ものすごい必死な、皆海さん。
しょうがない。嘘吐くか
「わかった。言わないって。」
「そう。ぜったいよ」
キーんコーンカーンコーン
チャイムが教室に鳴り響く。