ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 逃亡中事件簿 アンケート中(オリキャラ募集中)追加質問有り ( No.69 )
- 日時: 2010/02/28 18:37
- 名前: nanasi (ID: XTwzLzPc)
二章 その弐拾語 魔女裁判 —罪の重さ—
キーんコーンカーンコーン
「あっ時間!これで授業を終るよ〜ん。日直さぁ〜ん、ヨッロッ♪」
野田先生が言う。
お願いだからその口調止めてほしい
「これで、授業を終ります。礼。」
凛としたアリスさんの声。
野田先生もここまでとは言わないけど、もうちょっとちゃんとした言葉使ってほしいなぁ〜
まぁ、それはとにかく先生は教室から出て行った。
すると、アリスさんがいつものように立ち上がる。
そして教壇のほうに歩き始めるのと同時にクラスメイトたちがドアと窓、カーテンを閉め始める。
沙里さんも前へ行く。
やがて、完全な密室が成立するとアリスさんが一言言う。
いつもと同じように
「これから、魔女裁判をはじめる。」
重苦しい空気は、
カリカリという沙里さんのたてるシャーペンの音(校則違反ではもちろん無い)をのぞいては、
全ての音
呼吸の音さえも飲み込んでいる。
フッ、
アリスさんが息を吸う
「今回は、被害者・加害者ともに退室してもらう。」
アリスさんはフランス人形のような容姿には不釣合いな口調でそう言い渡した。
すると、いつもドアを閉めている生徒がおもむろに立ち上がりドアを音をたてずに開ける
ギッ ギッ ギギィーー
椅子を引く音が静か過ぎる教室に響く
二人はゆっくりと立ち上がる
そして、教室の外に出て行った。
それを確認するとまた、今夢さんは話し始める
「今回は、加害者の罪の重さについて考えます。だけど、そう難しく考える必要はありません。
今回やることは単純。アンケートに答えてもらうだけなのだから。
沙里さん、アンケートをみんなに配って。」
そう、アリスさんが言うとすぐに沙里さんは動き始めた。
しばらくすると、私のところにもアンケート用紙が配られた。
「いまから、そうですねぇ〜三分間、時間を上げますのでその間に書いてください。用意ースタート」
アリスさん・・・野田先生に毒されてきちゃってる?
そんなことを思いながらアンケートに答えを書き始めた。
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アンケート
Q1、 イジメはよくないことだと思いますか?
はい
Q2、 なぜせすか?(書けたら)
加哀想だし
Q3、 加害者に妥当だと思われる罪を、以下の解答からひとつ選んで数字に丸をつけてください
1、罪なし 2、言い咎め 3、持ち物とりあげ( を) 4、罰金(一人当たり 円×36人)
5、無視 ⑥、イジメ 7、どれい 8、貼り付け 9、死 10、火あぶり 11、親報告 12、先生報告
ご協力ありがとうございます
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アンケートはすぐに書き終わった
「三分間たちました。プリントを後ろからまわして提出してください。」
そう、アリスさんが言うとみんなプリントをまわし始めた
その様子はテストの答案を回すときとは全く違う
(最もこの教室でテストを受けたことなんて私は無いからみんなのいつもの様子をしってるわけ無いんだけどね)
そして、全てのプリントが沙里さんのもとに集まると、アリスさんは口を開いた
「これで、魔女裁判四日目を終ります」
そう、アリスさんが締めくくるのと同時にクラスメイトたちが動く。
アリスさん、沙里さんは席に戻って行く。