#03「…ラ、ウドッ…—」「ずっと友達だよ」君を手放す事はないよ。僕の大切な大切な友達だもん。大丈夫。僕も一緒にいるよ。セティアを独りにしないから。シトシトと雨が降ってきた。僕のカラダを雨が濡らす。僕の目の前で血を流しているセティア。雨で血が滲んで地に広がっていく。「セティアは、僕を裏切らないよね? 僕から離れないよね? 僕を嫌わないよね? 僕を……——」 × × × よ ね ?雨が激しく降る。まるで、僕の罪を嘲笑うように。愚かな僕はどこまで狂いゆくの——?