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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: ■僕の悪神 / ( No.33 )
- 日時: 2010/03/02 20:24
- 名前: 瀬多 哉 ◆tdNM0cwS6s (ID: 0vH/svqy)
「はいはい、極度のナルシストこと幹人蹴ったー!!」
「かっこつけー!!」
並以下の男子に野次が飛ぶ。
「幹人はナルシスト系でー、華はダサ系!」
「輝愛はギャル系だあ」
「和は清楚系♪ 優ちゃんはかっこいい系!」
ふざけて勝手に系を決めている。
ふざけて冗談のように言ってるけど、心は本気だ。
口調や目つきから、全て感じる。
いや、普通に分かると思う。言われた人だって、分かってる。
「爽はー、汚い系!」
何で汚いんですか、
「どこが汚いのさー」
殴りたいけど、おちゃらけて言う。
「えー、性格?」
性格が汚いってどうゆう事ですか、
いや、貴方達の方が素晴らしく汚いと思いますよ。
「せめて、バカとかアホとかへぼいとかそこらへんにしてよ。」
軽く笑みを浮かべた。
「じゃあいいよー。わー、爽ちゃん心が綺麗だねー。あは、めっちゃ綺麗!」
和が棒読みで憎しみをこめてあたしに言う。
輝愛があたしを蹴る。
あたしは首根っこつかんで腹を蹴り———たい所だが、抑えて蹴り返す。
「爽のバーカ!」
ふざけて言う、(そのように聞こえるが)もちろんふざけてはない。
「和のほうがバーカ!」
言い返し。弱るタチじゃないんで。
「………。いいよ。和の方がバカだもんね、うんそうだよ。うん?」
あたしはブチ切れた。
こいつの言いたい事は分かる。
和の方が遥かに頭がいい、あたしは並だ。
だから、『自分の方が頭いいと思ってんの?そうなんだー。』
勝手にあたしをナルシストと見立てたってわけ。
いじめに見えるけど、普段は仲が良かったり。
ああ、もううんざりする!
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