ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 「太陽」 ( No.6 )
- 日時: 2010/02/21 08:40
- 名前: 一虎 ◆NmvfWy.uJ2 (ID: 6vRIMW/o)
第2話[仲間]NO,2
「なあ、グエン。」
マキシが退屈そうに口を開いた。
「何だ・・・、マキシ。」
グエンは、不機嫌な声で返事をした。
「次の町まで・・・」
「そんなくだらん事で呼ぶなっっ!!」
グエンは、言葉を言いかけたマキシの頭を叩いた。
「痛って〜!!!」
マキシは、頭を押さえた。
「つまらん事で口を開かすな!!」
「なんだよ〜・・・。」
マキシは、涙目で言った。
「まあまあグエン、マキシの頭叩かないで。マキシも泣かないで。」
「叩かないと分からん奴だ。」
グエンが言った。
「これ以上マキシの頭を叩いたら…、更にバカになるだろ?」
シンラは、はっきり言った。
ズッコ〜!!!
3人は、すべった。
「シンラっ!!!!」
マキシは、言った。
「ははは・・・。」
シンラは、笑っていた。
「シンラまでそんな事言うのかよ!!」
マキシは、言った。
「おい、クソガキ。シンラに言われたら終わりだぜ?」
ファイは、腹を抱えながら笑っていた。
「なんだと!!クソロン毛!!」
マキシは、今にもファイに飛び掛ろうとしたが…
「旅人さん達よ〜、もうそろそろ町に着くぜ。」
操縦者の男が言った。
「まじ!!!」
マキシの目が、輝いていた。
「おい、クソガキ。おっさんが困ってるぞ…。」
ファイが言った。
「やったー!!!やっとベットで寝れるぞ〜!!!!」
マキシは、飛び跳ねて喜んだ。
「おい、坊主!!危ないぞ!!グランドフィッシュのえさになるきか?」
操縦者の男は、言った。
「マキシ、大人しくして。今、グランドフィッシュの住処の池の近くを通っているんだから。」
シンラが、マキシに言った。
「分かった。」
マキシは、椅子に大人しく座った。
「良い子だね、マキシ。」
シンラは、笑顔で言った。
(「こいつらとでは、先が思いやられる…。」)
(「こいつらといたら、命がいくらあっても足りねえ…。」)
グエンとファイの2人は、そんな事を思っていた。
第2話[仲間]NO、2 終わり